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司馬遼太郎の歴史小説「城塞」で真田丸の世界へ!

time 2017/03/02

司馬遼太郎の歴史小説「城塞」で真田丸の世界へ!

以前司馬遼太郎の小説「関ヶ原」を紹介した記事が好評を頂いています。

司馬遼太郎に興味を持ってくださる方ともっと交流できたらいいな、ということで、小説紹介の第二弾を書かせて頂きます。

今回ご紹介するのはコチラ!

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戦国史のフィナーレを描く「城塞」

大河ドラマ「真田丸」でおなじみの、大阪冬の陣・夏の陣を舞台にした歴史小説です。昨年紹介していればタイムリーだったのですが、未だに真田丸のファンの方は多いんじゃないでしょうか?

僕も総集編を何度も見ています(笑)

この小説では、豊臣家が滅亡し、いわゆる「戦国時代」が終わるまでを克明に描いています。

豊臣の滅亡は、歴史の流れに、つまりは家臣だった家康に押しつぶされる模様が悲劇的でもあり、人間的でもあり、また華々しくもあります。

大阪冬の陣が終わり、難攻不落の大阪城が丸裸となり、戦局は絶望的な中大阪夏の陣の舞台へと時代が変わります。

唯一の心のよりどころであった大阪城の防御力がなくなり、勝つ見込みがなくなってもなお、豊臣方の武将たちは戦い抜きます。彼らを動かしたものは何だったのでしょうか?

主人公は、秀頼か家康?かと思いきや、あまり有名ではない人に設定されています。

「小幡勘兵衛」という人です。

・・・誰??ぶっちゃけ、この小説を読むまで全然知りませんでした。

勘兵衛は、後に甲州流軍学という、主に武田家の戦法を紹介したという兵学を興したことで知られているそうです。彼は戦国時代、武田・上杉・徳川と色々と主を変え、秀忠の時代に出奔して放浪の旅に出ています。その放浪中に大阪方と関東方の対立が表面化し、大阪に召抱えられますが、実は関東方の間者だったそうです。

そのため、家康の動向も秀頼の動向も同時に掴んでおり、それぞれへの見解も持っていたと見られます。大阪の陣を描くための主人公にうってつけだったのでしょう。

真田幸村が日本一と言われる所以が分かる!

主人公は勘兵衛ですが、その他の武将の動きも鮮明に描かれています。

僕が一番興味があったのは、真田幸村がなぜ日本一と言われたのか。その理由がこの小説でよく分かりました。

特に冬の陣における真田丸での戦いは、読んでいて貧乏ゆすりしてしまうほどワクワクしました!大河ドラマでも描かれていますが、多分にフィクションが入っています。映像はきれいで迫力があるのですが、彼の戦術がいかに優れているのかは、小説の方がよく分かりました。

基本的に真田の戦い方は、地の利のある場所へ敵をおびき寄せてから一気に殲滅するというもののようです。

その地の利がある場所というのが、まさに真田丸の城壁だったわけです。

小説ではこのように描かれています。

ここからネタバレなのでご注意を!興味のある方は読み進めてくださいね!

真田丸の前方には笹山という小さな山があります。ここは兵を隠すのに良い山で、真田方の小部隊がここへ潜んで、前方に布陣する前田家の部隊に銃撃を加えていました。

前田家とは加賀百万石で有名な前田家です。当時石高では日本一でした。当然率いる兵も、1万2千の大部隊です。

前田勢はまずこの山を取ろうとして夜襲をかけますが、いざ突入してみると、真田方の兵は一人もいません。幸村は夜襲を察知して真田丸へ戻していたのです。

しかもこの夜襲をかけた大将が実はくわせモノ。味方より先にこの山を奪って、戦功を独り占めしようとしたのです。明け方になってそれが前田軍全体に伝わり、面子を汚された本軍が「抜け駆けされた!それでは本軍は真田丸を落とすぞ!」と激しい勢いで真田丸に押し寄せたのです。

しかし真田丸の濠があることを知らずに進んでいた兵たちは、次々に濠に落ちます。退却しようにも、次から次に人が押し寄せてきて動くに動けず、その場が大混乱になりました。

そんな中、真田方のある武将が幸村に命じられて、このような内容で徳川方を挑発します。

「そこにおられるのは、加賀中納言(前田家)のお手勢とお見受けいたす。昨夜笹山でどうやら狩りをなされていたようでしたが、あれほど騒いだらウサギもキジも逃げてしまったことでしょう。狩りが済んだ以上、お帰りなされ。それとも戦をさなるのであれば、相手はこの小さな出城。日本一の大大名にしては相手は不足であろうが、寄せられてはいかが?」

この挑発、実は綿密に計算されつくしています。まず相手を名指しすることで、「こちらはアンタが誰か知ってるよ?もし逃げたら言いふらすよ?」と暗に釘を差しています。

さらに笹山の夜襲が前田勢の見込み違いで失敗したことを嘲笑しており、最後に「こんな小さな城、アンタたち大大名が落とせないはずないでしょう??」と上から目線で挑発をしています。

ここまで言われて合戦しなければ、天下の笑い者になります。

前田をはじめ、徳川方の大名は一気に真田丸の城壁に取り付きました。幸村は敵を近距離まで近づけて鉄砲を一斉射撃。また濠の中に退いたところを弓で攻撃。さらに、前田と連携していた部隊にはさっと突撃して壊乱させ、すぐに引き返す。このような戦いで大勝利を収めました。

東大寺の僧が記した日記には、この日の家康方の損害を1万5千と記しているそうですが、実際には2000くらいだっただろうと司馬遼太郎は分析しています。いずれにしても、真田方の死傷は数えるほどで、真田方の大勝利に間違いはありません。幸村がいかに優れた武将だったのか、現代に至るまで伝えられているエピソードです。

 


城塞(上中下) 合本版

真田丸ファンの方は、ぜひ一度読んでみてくださいね!

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川口進

川口進

川口進プロフィール

こんにちわ!川口進です。
会社員のかたわらブロガーとしても活動中。30代を楽しく、不安なく生きるために、副業や生活の役立つ情報を配信していきます。

●出 身:神奈川県
●現住所:大阪府大阪市
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