2018/08/26
トークが下手で、話してもその場が盛り上がらない・・・
コミュ力がなくて、人見知り・・・
コミュ力がなくて、人と仲良くなれない・・・
こんな悩みを持っていらっしゃる方は多いと思います。
僕も学生時代は、常にこの悩みとの闘いでした。
トークは下手ですから女の子にはモテません。
なかなか友達もできません。
コミュ力もないので、部活で部長を任されたはいいですが部員をまとめることができません。新入部員3人を退部に追いやってしまったこともあります。
なかなかのダメ男クンと自覚しています。
しかしそれは10年以上前の話。今では先輩にかわいがって頂き、後輩には慕ってもらっています。(←自画自賛し過ぎw)
多少オーバーに言っているかもしれませんが、仕事でお付き合いのある方から言われた、一生忘れられない台詞があります。それがこの記事のタイトルにした「コミュ力すごいですね!」という一言でした。
それまで僕はダメ男というレッテルを自分で自分に張り付けていたので、この一言は多分一生忘れられないと思います。
友達もおらず、後輩からは認められず、先輩からは冷たくされ、異性からは好かれず・・・
こんな僕でも、いつしか変わっていけたのか・・・
思わず目頭が熱くなりそうでした。
コミュ力すごいと言われるまでには、紆余曲折がありましたが、意識すれば人は変わることができる。僕はハッキリ思います。
今回は、僕が意識してきたことを、お伝えしていこうと思います。
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人とは分かり合えない
人とは分かり合えないのが当然。
僕の価値観はここから始まっています。
これは僕の家庭環境が大きく影響しています。幼いとき、家族に対してどんなに強く訴えても、家族の耳に入るのはわずかしかありませんでした。あまりの悔しさと腹立たしさに、机をペンで殴りつけて穴を開けたこともあります。
一番身近な対人関係でこれ。他人とは分かり合えないのが当然だ。子供のころから僕は、当たり前のようにそう思っていました。
そしてそれは今でも、良い意味で変わっていません。
その価値観は、いくつも大切なことを教えてくれています。
・人と連携して作業するときは「これくらい伝えれば分かるだろう」ではなく「ここまで伝えれば不明な点はないだろう」と思えるくらい綿密に決定・伝達することが大事。
・自分も他人も連携ミスによる失敗は当たり前。そうなったときの対応もあらかじめ検討しておかなければならない。
・そんな中で「分かり合えた」と思える人は本当に大事な存在。末永く人間関係を大切にしなければならない。
良い意味で他人を信じないと、トラブルがあることを最初から想定しているので未然に防ぐ策も考えていますし、突発的なトラブルでも冷静に対応できます。
それは結果的に良い仕事・良い作業につながり、周りの評価にもつながっていっています。
他人とは容易に分かり合えるものではありません。
しかしそこに失望するのではなく、それを受け入れて道を開いていくと、より良い人間関係が築けていくものだと思います。
笑顔と元気
なんだか体育会系の営業マンの社員教育にありそうな項目ですが、やはり大事です。
精神論ではなく、やはり第一印象が良くなります。
常時これを意識するわけではありませんが、少なくともお客さんや上司と接するときなど、大事な人と話す時間はこれが重要。
笑顔でいると、話の内容にかかわらず相手の警戒心を緩めることができ、第一印象が良くなります。
その後の話の展開で、多少のムチャ振りやマイナス要素があっても、相手は受け入れやすくなるものです。
それと元気さ。大きな声でハッキリ話すと、その場の空気を自分のものにすることができます。
この二つを兼ね備えると、本人はなかなか分からないものですが、最初の段階で良い関係を築きやすくなるものです。
自信と謙虚
数か月前、仕事のつながりで、ある政治家さんが主催するパーティー(いわゆる政治資金集めのですがw)に参加したことがあります。
そのときに聞いて印象に残っているのが、この一言。
政治家にとって必要なものを一言で例えると、「自信と謙虚」になるそうで、これにはなるほどと思いました。
誰にでも自信は必要です。自信なくしては、どんなに素晴らしい言動や行動をとっても、それが他人に伝わりません。
苦境に立たされている方でも「何とか乗り越えられる」と、根拠のない自信を持てる人は、本当に何とかなっていくものだと、自分の経験上思います。
しかし、自信があるだけでは単なる自信家です。
自信はあっても、それを鼻にかけて他人を見下していくようになってはいけないということです。
このような単なる自信家の方が、社会を見まわすと結構多く見受けられるのは、僕だけでしょうか?特に職場の中堅社員の方に多いように思いますが、みなさんの周りではいかがでしょうか?
こんな記事を書いている僕も、そんなダメな自信家さんに成り下がっていた時期がありました。
始めて会社で出世というものを経験して、部下も持つようになり、給料も上がり、浮かれていた時期です。
今思い返すと少しずつ周りの先輩方が自分より下に見えるなってしまい、謙虚さを失っていたのです、
自分の仕事に間違いはありませんでしたが、一部の先輩方の間で「アイツの態度には何か不快感を感じる」というようなことを言われていたようでした。
それがあるとき、突然事件は起こりました。
普段温和な先輩が、突然雷を落としたかのように大声で僕を叱りつけたんです。
その先輩は普段ミスも多く、あまり僕をフォローしない方だったので、心の中ではいつの間にか完全に下に見てしまっていました。そんな先輩から、「礼儀がなっとらん!」と、あまりにも理にかなったお叱りを受けたわけです。
ショックで、しばらく呆然としてしまいました。自分はこんなにも視野が狭かったのか、と・・・
しかしそのお陰で、自分が天狗になっていたことに気づくことができました。
それから数年後。政治家さんの話にあった「自信と謙虚」というキーワードを聞いて、これだ!!と思ったわけです。
謙虚さを常に持ち続ける
自信は必要です。しかし、どんな相手と接するときも、謙虚な姿勢を崩してはいけないということを学びました。
どんな相手でも、です。
普段接する人は、まともな人ばかりではありません。普通の会話ができない人、空気の読めない人、意見の全く異なる人、中には敵対する人まで、世の中には色々な人がいて、自分の好き嫌いに関わらず交流する必要があります。
そのようなどんな人と接するときでも、謙虚さを心のどこかで持ち続けなくてはいけない。最近はそう意識するようにしています。
すると、やはり周りの人の接し方が変わります。何だか、周りから大切にされているようになってきているのです。
つい先日、立食の打ち上げがありました。その際、たまたま僕の近くにいた、以前はさんざ僕をいじり回していた後輩が、「お茶とってきますよ!」と自ら僕の望むことをしてくれたんです。他人ってこんなに接し方が変わるものなのか!と驚いた瞬間でした。
まとめ
いいかがでしたでしょうか?
僕の人生経験を交えつつお伝えしてきたつもりですが、少しでも参考にんされば幸いです。